
W杯ハットトリック達成者【歴代49人の偉業全リスト】
サッカーの祭典、FIFAワールドカップ。世界中のファンが熱狂するこの舞台で、たった1試合のうちに3ゴールを決めるという「ハットトリック」は、まさに選手にとって最高の栄誉であり、ファンを熱狂させる瞬間です。
しかし、W杯の長い歴史の中で、この偉業を達成した選手はどれほどいるのでしょうか? そして、その中にはあなたの知っているあのレジェンドは含まれているでしょうか?
この記事では、W杯でハットトリックを達成した歴代49人の選手全員を、完全なリスト形式でご紹介します。彼らが刻んだ歴史的瞬間、その記録の重みをぜひ感じてください。
W杯ハットトリックはどれだけ「偉業」なのか?
ワールドカップは、世界のトップ選手たちが集結し、国の威信をかけて戦う最高峰の舞台です。その中でたった1試合で3ゴールを決めることは、相手の堅い守備を打ち破り、完璧な決定力を示さなければなりません。
これまでのW杯の歴史において、ハットトリックはわずか54回しか達成されていません。そして、それを成し遂げた選手は、歴代で49人。この数字からも、いかにハットトリックが珍しく、特別な記録であるかがお分かりいただけるでしょう。
ワールドカップの激戦を彩った、偉大なる達成者たちの全リストをご覧ください。
W杯ハットトリック達成者:歴代49人の偉業全リスト
ここでは、FIFAワールドカップの歴史に名を刻んだ、ハットトリック達成者49人の全リストを時系列でご紹介します。
| 開催年 | 選手名 | 国籍 | 対戦相手 | ラウンド | 試合結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1930 | バート・パテナウデ | アメリカ | パラグアイ | グループステージ | 3-0 | W杯史上初のハットトリック |
| 1930 | ギジェルモ・スタービレ | アルゼンチン | メキシコ | グループステージ | 6-3 | |
| 1930 | ペドロ・セア | ウルグアイ | ユーゴスラビア | 準決勝 | 6-1 | |
| 1934 | アンジェロ・スキアビオ | イタリア | アメリカ | 1回戦 | 7-1 | |
| 1934 | エドムンド・コンエン | ドイツ | ベルギー | 1回戦 | 5-2 | |
| 1938 | レオンダス | ブラジル | ポーランド | 1回戦 | 6-5 | |
| 1938 | グスタフ・ウェッターシュトローム | スウェーデン | キューバ | 準々決勝 | 8-0 | |
| 1938 | エルネスト・ウィリモフスキ | ポーランド | ブラジル | 1回戦 | 5-6 | |
| 1950 | オスカー・ミゲス | ウルグアイ | ボリビア | グループステージ | 8-0 | |
| 1950 | アデミール | ブラジル | スウェーデン | 決勝リーグ | 7-1 | |
| 1954 | サンドール・コチシュ | ハンガリー | 西ドイツ | グループステージ | 8-3 | 史上初の複数回達成者 |
| 1954 | サンドール・コチシュ | ハンガリー | 韓国 | グループステージ | 9-0 | |
| 1954 | エーリッヒ・プロープスト | オーストリア | チェコスロバキア | グループステージ | 5-0 | |
| 1954 | マックス・モーロック | 西ドイツ | トルコ | グループステージ | 4-1 | |
| 1954 | イシュトヴァン・ヒデクチ | ハンガリー | 西ドイツ | グループステージ | 8-3 | |
| 1954 | カルロス・ボルヘス | ウルグアイ | スコットランド | グループステージ | 7-0 | |
| 1958 | ジャスト・フォンテーヌ | フランス | パラグアイ | グループステージ | 7-3 | W杯通算得点記録保持者(13得点) |
| 1958 | ジャスト・フォンテーヌ | フランス | 西ドイツ | 3位決定戦 | 6-3 | W杯1大会最多得点記録(13得点) |
| 1958 | ペレ | ブラジル | フランス | 準決勝 | 5-2 | |
| 1962 | フロリアン・アルベルト | ハンガリー | ブルガリア | グループステージ | 6-1 | |
| 1962 | ガリンシャ | ブラジル | イングランド | 準々決勝 | 3-1 | |
| 1966 | エウゼビオ | ポルトガル | 北朝鮮 | 準々決勝 | 5-3 | |
| 1966 | ジェフ・ハースト | イングランド | 西ドイツ | 決勝 | 4-2 (延長) | W杯決勝史上唯一のハットトリック |
| 1970 | ゲルソン | ブラジル | チェコスロバキア | グループステージ | 4-1 | |
| 1970 | ゲルト・ミュラー | 西ドイツ | ペルー | グループステージ | 3-1 | |
| 1970 | ゲルト・ミュラー | 西ドイツ | イングランド | 準々決勝 | 3-2 (延長) | |
| 1974 | ヨハン・ニースケンス | オランダ | ブルガリア | グループステージ | 4-1 | |
| 1974 | ロブ・レンセンブリンク | オランダ | アルゼンチン | 2次リーグ | 4-0 | |
| 1978 | ロブ・レンセンブリンク | オランダ | イラン | グループステージ | 3-0 | |
| 1978 | テオフィロ・クビジャス | ペルー | イラン | グループステージ | 4-1 | |
| 1982 | パオロ・ロッシ | イタリア | ブラジル | 2次リーグ | 3-2 | |
| 1982 | ズビグニェフ・ボニエク | ポーランド | ベルギー | 2次リーグ | 3-0 | |
| 1982 | カール=ハインツ・ルンメニゲ | 西ドイツ | チリ | グループステージ | 4-1 | |
| 1982 | ラズロ・キッシュ | ハンガリー | エルサルバドル | グループステージ | 10-1 | W杯史上最速ハットトリック(7分間) |
| 1986 | ミシェル・プラティニ | フランス | チェコスロバキア | グループステージ | 4-0 | |
| 1986 | イゴール・ベラノフ | ソビエト連邦 | ベルギー | ラウンド16 | 3-4 (延長) | |
| 1986 | エミリオ・ブトラゲーニョ | スペイン | デンマーク | ラウンド16 | 5-1 | |
| 1990 | ガブリエル・バティストゥータ | アルゼンチン | ギリシャ | グループステージ | 4-0 | 2大会でハットトリック達成 |
| 1990 | トマシュ・スクフラビー | チェコスロバキア | コスタリカ | ラウンド16 | 4-1 | |
| 1994 | オーレグ・サレンコ | ロシア | カメルーン | グループステージ | 6-1 | W杯1試合最多得点記録(5得点) |
| 1994 | ガブリエル・バティストゥータ | アルゼンチン | ジャマイカ | グループステージ | 5-0 | 史上初の異なる2大会でハットトリック達成 |
| 1998 | ガブリエル・バティストゥータ | アルゼンチン | ジャマイカ | グループステージ | 5-0 | |
| 2002 | ミロスラフ・クローゼ | ドイツ | サウジアラビア | グループステージ | 8-0 | |
| 2002 | パウレタ | ポルトガル | ポーランド | グループステージ | 4-0 | |
| 2006 | マックス・ロドリゲス | アルゼンチン | セルビア・モンテネグロ | グループステージ | 6-0 | |
| 2006 | トマス・ロシツキー | チェコ | ガーナ | グループステージ | 3-0 | |
| 2010 | ゴンサロ・イグアイン | アルゼンチン | 韓国 | グループステージ | 4-1 | |
| 2010 | ディエゴ・フォルラン | ウルグアイ | 南アフリカ | グループステージ | 3-0 | |
| 2014 | トーマス・ミュラー | ドイツ | ポルトガル | グループステージ | 4-0 | |
| 2014 | シェルダン・シャキリ | スイス | ホンジュラス | グループステージ | 3-0 | |
| 2018 | クリスティアーノ・ロナウド | ポルトガル | スペイン | グループステージ | 3-3 | |
| 2018 | ハリー・ケイン | イングランド | パナマ | グループステージ | 6-1 | |
| 2022 | ゴンサロ・ラモス | ポルトガル | スイス | ラウンド16 | 6-1 | 最新の達成者 |
| 2022 | キリアン・エムバペ | フランス | アルゼンチン | 決勝 | 3-3 (PK戦) | W杯決勝でのハットトリックは2人目 |
※上記リストは、FIFA公式記録および複数の信頼できる情報源に基づいています。一部の記録(1930年パテナウデのハットトリック認定など)は時代によって解釈が異なりますが、最新のFIFAの公式見解に準拠しています。
特に注目すべきW杯ハットトリックの記録
歴代49人の偉大な達成者たちの中には、特に記憶に残る記録を打ち立てた選手もいます。
複数回ハットトリック達成者
W杯でハットトリックを複数回達成した選手は、歴史上わずか4人しかいません。
* サンドール・コチシュ(ハンガリー):1954年大会で2度
* ジャスト・フォンテーヌ(フランス):1958年大会で2度
* ゲルト・ミュラー(西ドイツ):1970年大会で2度
* ガブリエル・バティストゥータ(アルゼンチン):1994年大会と1998年大会で1度ずつ
特にバティストゥータは、異なる2つの大会でハットトリックを達成した史上初の選手という金字塔を打ち立てています。
W杯決勝でのハットトリック
W杯の栄光の頂点である決勝でハットトリックを達成したのは、これまでにわずか2人です。
* ジェフ・ハースト(イングランド):1966年イングランドW杯決勝 vs西ドイツ戦
* キリアン・エムバペ(フランス):2022年カタールW杯決勝 vsアルゼンチン戦
W杯決勝という極度のプレッシャーの中で3ゴールを奪うことは、まさに伝説的な偉業と言えるでしょう。
W杯史上最速ハットトリック
1982年スペインW杯で、ハンガリー代表のラズロ・キッシュがエルサルバドル戦でわずか7分間でハットトリックを達成しました。途中出場からのハットトリックという点でも、衝撃的な記録として語り継がれています。
W杯1試合最多得点記録
1994年アメリカW杯のカメルーン戦で、ロシア代表のオーレグ・サレンコは1試合で5得点を挙げ、W杯史上最多得点記録を樹立しました。この中にはもちろん、ハットトリックも含まれています。
最新のハットトリック達成者
記憶に新しい2022年カタールW杯では、ポルトガル代表のゴンサロ・ラモスがスイスとのラウンド16でハットトリックを達成。エースのクリスティアーノ・ロナウドに代わって先発出場し、その期待に見事に応えて世界を驚かせました。
まとめ:歴史に名を刻むW杯ハットトリックの輝き
FIFAワールドカップでハットトリックを達成した歴代49人の選手たち。彼らの名前は、W杯の歴史の深いところに刻まれ、サッカーファンにとっては永遠に語り継がれる伝説となるでしょう。
この記事で紹介したリストを通じて、あなたはW杯の興奮と感動を再び味わい、偉大な選手たちの功績に改めて敬意を払うことができたのではないでしょうか。
W杯のハットトリックは、単なる3得点以上の意味を持ちます。それは、個人の卓越した才能、チームの連携、そして何よりも世界最高峰の舞台で結果を出すという精神力の証です。
これからもW杯の舞台で新たなハットトリックが生まれるたびに、私たちはその偉業を称え、サッカーというスポーツの奥深さに魅了され続けることでしょう。

