子どもが学校で作成する様々なアート作品やプロジェクト(絵画、工作、レポート、研究プロジェクトなど)は、親にとっては処分が難しいものですよね。
とはいえ、子どもは毎日学校に行き、新しい作品を作り続けます。
これらの作品はサイズや形が異なり、収納には一苦労ですね。
この記事では、私がどのようにして子どもの作品を整理し、どのように保管しているかをご紹介します。
子どものアート作品とプロジェクトの効率的な整理と保管方法
私の子どもは幼い頃から絵を描くことや工作が大好きでした。
学校や夏休みに作成した作品に加え、自分の時間を使って数多くの作品を生み出していました。
現在、私たちは以下の方法で子どもの作品を整理しています。
- 平面の作品、例えば絵画などは、1つのアートホルダーに収納
- 立体作品は、1つの靴箱にまとめて保管
- 作文などの文章は、小学校卒業時にもらった専用のホルダーに
- 家で描かれた絵や写真、その他のアイテムはバインダー1つに収める
現在はこの方法で落ち着いています。
時々立体物や絵を整理し、不要なものは処分しています。
これは以前と比べると大幅な改善です。
作品の保管場所がはっきりしているからです。
ノートや宿題、テスト、その他の工作など、これ以外のものはすべて処分しました。
ミニマリストを目指す過程で多くの困難に直面しましたが、特に1年前までは、多くのアートホルダーを持っており、立体作品をトレイや箱に入れて保管していました。
引っ越しを機に家族全員で作品を分類し、子どもが必要ないと判断したもの、家族が保管したいと言ったもの以外は全て処分しました。
子どもの作品を捨てるのが難しい理由を考えることで、処分のきっかけを見つけることができました。
子供の作品が手放しにくい理由と私の対処法
子供の作品を捨てるのが難しい理由は様々です。
私が経験した主な理由を次に述べます。
子供の努力と創造性が込められているため
子供が心を込めて作った作品は、その純粋さと想像力で私たちを感動させます。
自分の子供の作品でなくても、小さな子供の絵や工作には、純粋な心が反映されていて、それが人々を引きつけます。
子供の成長の瞬間を思い出させるから
子供の作品はその成長の記録でもあります。
その時期にしか描けない絵や工作を見ると、娘が小さくて一生懸命何かを作っていた時の様子を思い出し、感動してしまいます。
子供の所有物への敬意から
これは人によっては重要でないかもしれませんが、私にとっては子どもの作品は子供自身のものであり、勝手に処分することに対して悩みました。
幼稚園時代からの作品を長年保持していました。
夫の物には手を出さないように、子供の物も同様に扱うべきだと感じていました。
親子関係は大人同士の関係とは異なります。
親は子供を保護し、自立するまで育てる役割がありますが、子供の自由と領域にも配慮する必要があります。
このバランスを取るのが難しく、半ば迷いながらも処分してきました。
これらの理由から断捨離を避けていましたが、現実的な問題として、永遠に保持し続けるわけにはいかないと悟り、引っ越し前に気持ちを整理し、必要なものだけを残すことにしました。
子供の作品を手放す際の心構え:物ではなく記憶に焦点を
子どもの作品を処分する際の心構えとして、物質的な存在よりもその背景にある出来事や思い出に重きを置くことが効果的です。
この考え方を採用することで、物自体に執着することなく、作品が生まれた背景やそれにまつわる記憶を大切にすることができます。
作品を処分する過程で、その一部を写真に撮ったり、関連する思い出を日記に記録することで、大切な記憶を保持することが可能になります。
子どもが目の前にいること自体が、過去の思い出を呼び起こす要因となります。
子どもの成長を見ることで、「昔はこんなに小さかったのに」と感慨深く思うこともあります。
このように考えると、私自身は子どもの作品を全て手放しても構わないと感じています。
現在残っている作品は、子どもが「引っ越し先に持って行く」と自ら選んだものだけです。
将来、子どもが家を出た際には、改めて作品を見直し、子どもが必要ないと判断したものは処分する予定です。
物質的な物よりも、共有した時間や経験の価値を重視することが、子供の作品を手放す上での鍵となります。
子供自身の作品への執着が意外に少ない事実
高校生になった子どもは、小学生の頃ほど多くの作品を作らなくなりましたが、その時代には作ったものを一定期間飾る習慣がありました。
子どもたちは作品が飾られることに喜びを感じるものです。
私自身も、子どもが小学生の時に描いた絵や写真をデスクの前に飾っています。
また、昨年のクリスマスにもらったカードも同様に大切にしています。
我が家には、本棚の上に小さなディスプレイスペースがあり、そこに時々、子どもが昔作ったものを飾っています。
例えば去年のクリスマスには、幼い頃に作った雪だるまを飾りました。
しかし、子どもがそれを見て「まだそれ持ってるの?」と驚きの表情を見せたため、クリスマスが終わると処分しました。
子どもは自分の作品に意外と執着していないことが多いです。
私自身も実家には自分が作った作品が一つも残っておらず、それを捨てるように母に言ったことがあります。
捨てられても特に寂しいとか、残念という感情はありませんでした。
子どもの作品は、成長の過程で彼らが脱皮したような存在かもしれません。
実際には、時折見返すために少量を保持しておく以外は、ほとんどの作品を処分しても問題ないと考えています。