シンプルな暮らしを目指すにあたり、多くの人がまず取り組むのが、家の中の不要な物を処分することです。
そもそも余計なものを家に持ち込まなければ、不要な物を処分する必要もなくなりますよね。
家に物を持ち込まないための一歩として、ダイレクトメールや通販カタログの受け取りをやめてみませんか?
現在、私は実家で毎日ダイレクトメールやカタログの受取を停止する作業をしています。
面倒に感じるかもしれませんが、一件ごとに少しの時間、約30秒から1分の手間をかけることで、将来的に数時間の労力がいらないということになるのですから。
気づかないうちに溜まるカタログの問題
特に対策を立てなければ、カタログやダイレクトメール、各種お知らせ、無料雑誌などの紙類が次々と家に届き、どんどん積み重なっていきます。
特に私の家では、母がテレビショッピングを趣味としており、郵便物が届く日には、さまざまなカタログやパンフレットが送られてきます。
母はこれらを一切拒否しないため、その数はどんどん増えていきます。
また、新しいカタログが届いても、古いものをすぐには捨てず、廊下の押し入れや本棚に積み上げられた状態で放置されがちです。
カタログを受け取る利点
「どうして家はカタログで溢れているの?」と母に尋ねると、「送られてくるからね。見ていると楽しいから。」とのこと。
母にとって、カタログを受け取る最大の利点はその楽しさにあるようです。
カタログの閲覧や処分に費やされる時間や体力は、実際にはその管理に使われるリソース(エネルギーと時間)となってしまっています。
カタログ受け取りの多くがデメリット
個人的な見解では、カタログを続けて受け取ることにはデメリットが多いと思います。
例えば、
- カタログを郵便受けから取り出す際に必要な体力
- カタログを開封し、内容を確認する時間
- 内容を見るために費やす時間
- スペースを占有するカタログ
- 大切な書類と混在し、必要な時に見つけられない
- 体力と時間を消耗するカタログの処分
特に、高齢の母には、これらのカタログをまとめて捨てる作業が負担となっています。
また、これらを自宅前まで運び出すのも一苦労です。
カタログを止めない理由
母はカタログを止めることの負担を理解していますが、「面倒だから」という理由で止めていません。
実際には、フリーダイヤルへの一本の電話で済むものなのです。
カタログの停止は心理的なハードルが高い行為と感じるかもしれませんし、「止めるのが申し訳ない」と無意識に感じている可能性もあります。
実際には「止めてください」と伝えるだけで十分で、断る際に、顧客番号と名前を伝えるだけで、理由を述べる必要はありません。
受付担当者は通常、理由を求めることなく対応してくれますし、「止めないでください」と迫ることはありません。
万が一理由を尋ねられても、「不要だから」と答えるだけで充分です。
つまり、母は実際に行動に移す前から、「カタログを止めるのが面倒」という誤った認識に基づいて躊躇しているのです。
不要なカタログを止めずに不便を重ねることは、無駄な労力を生み出しているだけです。
カタログの停止を段階的に行う
全てのカタログやDMを一度に止めようとすると圧倒されるかもしれません。
「届いたらすぐに止める」という方法や、または毎日一件ずつ止めるという方針を立てると良いでしょう。
メールやウェブサイトの問い合わせフォームを通じて停止を依頼する方法もありますが、その場合、電話番号に加えてメールアドレスも共有するということになりかねません。
インターネットを介して停止を依頼すると、メールでの通知が始まる可能性があります
カタログの賢い取り扱い方を決める
通販カタログは、可能な限り受け取らない方が良いのですが、実際に利用しているものがあれば、それを完全に止める必要はありません。
重要なのは、家に溜まるカタログの量をコントロールすることが必要です。
たとえば、「家には常に最新の1冊だけを保持する」というルールを設けるのが一つの方法です。
新しいカタログが届いたら、古いものは処分することになります。
しかし、カタログを選ぶ際はもっと慎重になるべきです。
各カタログについて、「これは購読し続けたいものか?」「今後も貴重な時間を使って閲覧したいものか?」と自分自身に問うことが大切です。
家に持ち込むことには隠れた労力が伴います。
多くの通販カタログの内容はインターネット上で参照可能なため、紙のカタログを断捨離することを検討するのも一つの方法です。
まとめ
この記事では、カタログを受け取ることのデメリットと、賢い取り扱い方について述べました。
チラシやDM、カタログを受け取る機会は非常に多いため、注意が必要です。
デパートや書店では、カタログやクーポンが積極的に配布されています。
不要な紙類を家に持ち込まないためには、日常から意識して対処することが重要です。