シンプルな生活を目指して断捨離に挑戦はしてみたものの、上手く行かないことが多いなあ。
そういう時にお勧めしたいのが、「ひとつ削る」実践法です。
大掛かりな整理整頓には手を出さずに、日々の生活の中で、意識的にひとつずつ物を減らしてみるのです。
この方法なら、半年も続ければ、ずっとシンプルで快適な生活が送れるようになるでしょう。
例えば、以下のようなアイテムから始めてみてはどうでしょうか。
ショッピングカートの最終チェック
買い物の最終段階で、スーパーでのショッピングリストを全てカートに入れた後、レジへ向かう前に、カートの内容をもう一度見直し、不要なアイテムを1つ棚に戻す習慣を身につけましょう。
しばしば、私たちは買い物を終える直前に、余計なものをカートに追加してしまう傾向にあります。
レジ付近には、気軽に手に取ってしまうような小さな商品が展示されていることが多いですよね。
そこには、スナックやチョコレート、キャンディー、小さな生活用品(電球や電池)、美容品、雑誌や新聞など、目を引くアイテムが並んでおり、これらは比較的安価であり、衝動的に購入しやすいものばかりです。
個人的には、スーパーを頻繁に利用することは少なく、もし行くとしても娘と一緒で、比較的空いている時間帯(例えば平日の午前中)にセルフレジを使うため、レジでの待ち時間がなく、これらの商品をじっくり見ることはありません。
しかし最近、アウトレット商品を扱う店やスポーツシューズを販売する店などでも、レジ付近には手頃な価格の小物が置かれていることに気がつきました。
このような誘惑があるエリアでは、カートに何かを加えるのではなく、逆に何かを取り除くようにしましょう。
「全てが必要で、削減できるものがない」と思うかもしれませんが、そうでない場合でも、
「1つ減らす」ことを意識して
カートをチェックすること自体に価値があります。
スーパーやコンビニは、販売促進に力を入れており、消費者がより多くの商品を購入するように工夫された商品配置をしています。
無意識のうちに簡単に衝動買いに走ってしまうことがあります。
レジに向かう直前にカートに商品を追加するのは、多くの人にとって習慣となっています。
この習慣を持たない人もいれば、毎回行う人もいます。
商品を追加するのではなく、逆に削減する習慣を身に付けましょう。
次にスーパーやコンビニでレジ待ちをする際には、このアドバイスを思い出してみてください。
また、スーパー以外の店舗やオンラインショッピングでも、最終的にカートの中から1つアイテムを取り除くことを忘れずに。
実行予定表
実行予定表とは、行いたいことや達成したい事柄を一覧化したものを指します。
まだ作成した経験がなければ、この機会に試してみることをお勧めします。
個人的には、パソコンを用いて、3ヶ月から半年先までの計画を記入しています。
一方で、その日に完了させるべき事項は、最近では手近な紙にマーカーでメモしています。
24時間以内に完了するような仕事は、手書きの方が効率的だからです。
仕事内容でも、家庭での仕事でも、プロジェクト(例:引っ越しの準備、学校の課題など)でも構いません。
実行予定表を作成しましょう。
また、個人的な目標や趣味に関連する事項をリストアップするのも良いでしょう。
リストアップが完了したら、リストから1つ項目を取り除いてください。
通常、人々は実行予定表に多くのタスクを詰め込みすぎてしまい、
「ああ、今日もこれができなかった」と落胆することがよくあります。
タスクが終わらないと、罪悪感に苛まれることも。
実行予定表には、そもそも取り組む必要のないことや、急ぐ必要のないこと、他の人に頼めることが含まれているかもしれません。
「これをしなければ」とか「これをしたい」と感じたことをリストアップしてから、不要なものを取り除く作業を行うことで、本当に取り組みたいことや重要なことに集中できるようになります。
靴下や下着を収納する引き出し
靴下、ストッキング、タイツ、下着、ハンカチなどは、通常、専用のコンパクトな引き出しに収めますね?(私はそれらをTシャツなどと一緒にバスケットに入れていますが)。
その収納スペースを開いて、アイテムを一つ減らしてみましょう。
できれば、靴下を一足、ストッキングを一足、タイツを一足、下着を一枚、ハンカチを一枚ずつ削減すると良いでしょう。
こうした小さなアイテムは比較的安価で(下着には高価なものもありますが)、場所を取らないため、つい購入してしまうことがあります。
セールの時期には特にそうです。
また、プレゼントされることも多いですよね。
多く持っていると、各アイテムを使用する頻度が減り、ほぼ全てが新品同様の状態を保ち、散らかって見えないものです。
その結果、どんどん溜まっていきます。
意識して減らさなければ、いずれ収納スペースがいっぱいになります。
処分するタイミングとしては、洗濯後に靴下を収納する際に、一つ選んで取り除くのはどうでしょうか。
洗濯物を収納するたびに少しずつ取り除いていけば、最終的には引き出しがスッキリします。
食料品の収納スペース整理
食品の量を少しずつ減らしていくことを心がけましょう。
冷蔵庫が食品で溢れている方は、冷蔵庫を開けるたびに、購入時期が不明な調味料や開封済みの商品を処分することを検討してはどうでしょうか?
先日、インターネットで見かけた残食の保存テクニックについての記事では、半分に切ったレモンや他の食品の鮮度を保つ方法が紹介されていました。
開封後の瓶詰め食品は、意外と保存期間が短いことが多いようです。
特定のウェブページによると、食べかけの瓶詰め食品は、清潔なスプーンや箸を使用していれば、冷蔵庫での保存が適しているそうです。
しかし、家庭によっては、例えば海苔の佃煮を瓶ごとテーブルに出し、家族が直接箸で取り分けて食べる習慣があるかもしれません。
現代では、このような習慣が少なくなっているかもしれませんが、注意が必要です。
パントリーを開ける際にも、ただ物を入れるだけでなく、内容物を確認し、積極的に消費するようにしましょう。
デジタルコンテンツの整理
購読中のメールマガジンやフォローしているSNSアカウントを精査し、不要なものは思い切って削減してみましょう。
メールマガジンを解約する最適なタイミングは、新しい配信が届いた際です。
もし新着メールを開かずに数日間放置したり、未読のままアーカイブに移動させたりしているのであれば、そのメールマガジンはあなたにとってそれほど重要ではないかもしれません。
メールマガジンは無料であることが多く、気軽に申し込んでしまいがちですが、その分、不要なものも増えがちです。
LINEのフォローアカウントも同じく、不要なものは削除しましょう。
新しい更新があるたびに通知を受け取ることで、興味がある内容かどうかを判断しやすくなりますが、結局読まずに溜まっていく場合は、解除するのが賢明かもしれません。
重要なページはブックマークしておけば、最新の記事を見逃すことはありません。
スマートフォンを使っていれば、簡単なキーワード検索で以前読んだ記事やトップページへのリンクを見つけることができます。
RSSリーダーを利用するのも一つの方法です。
ポッドキャストの購読も同様に、不要なものは削減対象にしましょう。
まとめ
一点だけでも減らすよう心がけることを推奨しました。
物を手放すのが難しい方は、この方法で少しずつ減らしていくと良いでしょう。
振り返れば、現在不要となった多くの物も、一つ一つ積み重ねられてきたものです。
たった一つと思うかもしれませんが、その一つが大きな意味を持ちます。
一つを手放すことは、それほど大きな努力を要するわけではありませんが、これを継続することで大きな効果をもたらします。
「一つ減らす」という方法を、自身の生活の中で活用できないか、ぜひ考えてみてください。