簡単に手放せるアイテムから整理を始めたい整理苦手な方へ、この簡易整理の方法をご紹介します。
今日は、無償で手に入れた粗品や景品などの小物をピックアップして、手放すことにしましょう。
無料でも心が離れないアイテムたち
日本の文化では、プロモーションのために無料で粗品や景品を配る習慣が根付いており、気が付けば自宅がこれらで溢れかえってしまうことがあります。
欲しくて手に入れたわけではないので、手放すのは容易と考えがちですが、実際はそう簡単にはいきません。
使用していない、特に欲しくないと感じていても、品物が新品であることや将来的に使う可能性を考えると、手放すのを躊躇してしまいます。
このように感じる人は少なくありません。
確かに、これらの小物が役立つこともありますが、ほとんどの場合、利用されずにバスルームやキッチンの引き出しの奥で眠っています。
特定の「小物専用」収納スペースを持っている人もいますが、今日こそ、これら未使用の小物を整理する良い機会です。
「自宅にある物は、自分が本当に欲しいと思って手に入れたもののみ」という原則を試してみましょう。
これにより、お部屋もすっきりと整います。
小物の整理整頓を意識してもらうために、具体例を挙げてみましょう。
未来の紙くずへ
意識せずに家に溜まる紙類を点検してみましょう。
情報満載の無料雑誌、チラシ、パンフレット、レシピカード、たまに注文するレストランのメニュー、一度しか使っていないポイントカード、イベントで手に入れたポストカードなどです。
こういったアイテムを保持し続けることで、既に多い紙類のゴミがさらに増えてしまいます。
「このガイドブックには、後で役立つかもしれない情報が載っている」と思っても、今まで読まなかったなら、その情報は現時点で必要ないということです。
「いずれ必要になるかもしれない」という考えは、ほとんどの場合、現実ではありません。
必要な情報は、必要になった時にオンラインで簡単に見つけられます。
情報を保存したい場合は、スマートフォンや携帯で撮影し、デジタル形式で保存すると良いでしょう。
余分な調味料
主な食品（サンドイッチ、ハンバーガー、お弁当など）と一緒に来る小包装の調味料が冷蔵庫に残っていませんか？
保管しているだけで品質は落ちていく一方です。
冷蔵庫の調味料を入れた棚を見たところ、デリバリーピザのディップが増えている状況でした。
おそらく、みんなそれを忘れているでしょう。
こうした小包装の調味料に対する選択は二つです。
1）直ちに使用する
2）直ちに処分する
「もったいない」と思うなら、新たに調味料を開ける前に、これらの小包装の調味料を先に使い切ってください。
今夜の料理に活用したり、余ったら翌日のお弁当に添えて職場へ持っていくなど、積極的に消費しましょう。
掃除用具としての再活用
掃除用具として利用可能なおまけは意外と多いです。
タオル、ハンカチ、布巾、ウェットティッシュ、イベントで手に入れたTシャツなどがその例です。
私の娘が小さかった頃、夏になるとよくサマーキャンプに参加させました。
キャンプの最終日には、娘はいつもTシャツをもらって帰ってきました。
そのうちのいくつかは私が着用しましたが、娘が小さかった頃のものはサイズが合わず、結局は寄付センターへ持っていきました。
他に着るものがある場合、プロモーション用のTシャツは1つか2つで十分です。
これ以上は着用しないので、保管せずに手放すか、掃除用の雑巾として活用しましょう。
ティッシュペーパーの代わりに使っても良いでしょう。
私は娘からもらったTシャツを頻繁に着用していましたが、そういう人は少数派です。
もらった時は嬉しいかもしれませんが、その後はクローゼットの中で眠ってしまいがちです。
イベントやキャンプの主催者の名前が入っているため、他人に譲るわけにもいかず、新品であるため捨てるのにも躊躇することでしょう。
多くの人がこのように感じています。
何年も経った後に捨てるか寄付しても、Tシャツが最終的に辿り着くのは埋め立て地です。
それならば、早めに雑巾として利用し、掃除に役立てた方が良いでしょう。
それが難しい場合は、パジャマとして着尽くすのが一つの方法です。
余ったTシャツやタオル、布巾をパッチワークにする人もいますが、本当に必要なものを作る場合を除き、処分に困っているものを単に形を変えるだけでは、使い道のない新たなアイテムを生み出してしまいます。
無駄は結局、さらなる無駄を生むことになります。
放置されがちな文房具の整理
プレゼントされた文房具類、特に使っていない文房具や付箋、手帳、ペンケース、小さなポーチなどの処理方法を考えましょう。
これらは一見すると便利に思えますが、実際にはほとんどの人が必要以上に持っているアイテムです。
特にボールペンは、多くの家庭で余剰となっています。
サインペンや鉛筆など他の筆記具も含めて、筆記具は家のあちこちに溢れている状態です。
プロモーション用にもらったボールペンなどは、使われずに引き出しの隅やペン立て、子供部屋に放置されがちです。
最適な解決策は、これらを使用することですが、それが難しい場合は、寄付やリサイクルを検討する必要があります。
インクの出る状態が良いボールペンは、寄付センターや学校などに寄付し、それ以外は使い切るようにしました。
過去には筆記具やノートを大量に持っていましたが、新たに購入することをやめ、徐々にストックを使い切ることができました。
現在は、必要に応じてのみボールペンやノートを購入しています。
実家に帰ると、使用されていないボールペンを見つけることがよくあります。
例えば、ライト機能付きのボールペンは、インクがなくなった後もフラッシュライトとして活用しています。
会社のロゴが入ったボールペンなど、見かけたら、それらをガラクタの状態から解放し、適切に活用または処分することが重要です。
このような小さな行動が、家を整理し、物の適切な使用やリサイクルにつながります。
雑誌付録のバッグとポーチへの対応策
雑誌に付属してくるポーチやバッグに困っている方は少なくありません。
これらの付録には限定的な選択肢しかありません。
●使用する
●処分する
●寄付する
まとめ
この記事では触れませんでしたが、キッチン用品にも多くのおまけが見られます。
例えば、スポンジやラップなどです。
これらを自分で使わない場合は、活用する人のもとへ渡す努力をすることが重要です。
そして、今後は不要なおまけを受け取らないように心がけましょう。
不用なアイテムの受け取りを避けることは、ゴミの増加を防ぎます。
