職業人生を歩む中で、「仕事用」として購入したアイテムは数多くあるでしょう。
使用済み、または使わずにそのままにしているものがあれば、このタイミングで処分することをお勧めします。
仕事用品が溢れて作業スペースが狭くなっていることはありませんか?
仕事の効率を上げたいと考える人ほど、仕事用の道具をたくさん集めがちです。
よくある考え方として、「良いツールがあれば仕事の能率が上がる」と思い込んでしまいます。
日本は質の高い商品が手頃な価格で次々に市場に出てくるため、購入の誘惑に負けてしまい、気づけば仕事用品を溜め込んでしまうことがあります。
不要になったパソコンやスマートフォンの扱い方
新しいパソコンやスマートフォンを購入した後、古いものを処分しないことがよくあります。
家族は私がパソコンを処分しようとすると、「まだ使える」と反対します。
ハードディスクを交換すれば、また使える可能性がありますが、実際には使い終えた、もはや正常に動かないパソコンをガレージに保管することが多いです。
動作が不安定になったパソコンを保管しているだけであれば、速やかに対処することをお勧めします。
パソコンは進化が速い技術商品であるため、わずか数年で古くなってしまいます。
筆記用具の整理
インクが滲みやすいボールペンやマーカーは処分した方が良いでしょう。
特に、新品のまま使われずに保管されている筆記用具の処分を推奨します。
使いかけの筆記用具をなかなか捨てられないことがありますが、油性ボールペンはインクが無くなると明白に判ります。
一方、水性マーカーは、使い続けると色が薄くなっても、一晩置くと色が戻ることがあります。
しかし、新品の筆記用具を実際に使う機会はいつになるでしょうか?
自分の生涯でそれが起こると思いますか?
筆記用具を受け入れている組織に寄付する方が、製品を有効活用する意味でも適切です。
学習資源と専門書籍
職場で役立つ専門書籍や参考文献を大量に所有している方も多いかと思います。
まずは、その内容を一度見直しましょう。
本当に全部の情報が必要でしょうか?
重要なのは一部分だけであれば、そのページを切り取って持ち歩くのも一つの方法ですし、それが嫌ならば写真を撮って電子化し、もっと手軽に参照できるようにすることもできます。
時には、その書籍の情報が現在では古くなっている可能性もあります。
また、その書籍の新版が電子書籍として提供されていることもあります。
学問に携わる方々は、学生時代から節約して集めた価値ある書籍をたくさん持っているかもしれませんが、それらはご自宅にしまっておくよりも、専門の機関や研究所に寄付を考えてみてはどうでしょうか?
文書、ノート、メモ
自宅にある多くの文書は、現在の仕事に直接影響を与えないものかもしれません。
しかし、「これはどうだったかな?」と思い出したい時に、それらが役立つこともあります。
目当ての情報がすぐに手に入らない場合、作業が停滞し、多くの関係者に迷惑がかかることもあり得ますか?
本当に重要な文書であれば、段ボール箱に入れておくのではなく、デジタル化してすぐにアクセスできるように整理しておくべきです。
そうでなければ、もはや不要な文書ではないでしょうか?
紙の資料は減らしたいため、最近は毎日、本や文書、ノートを処分しています。
最近では、数年前のスケジュール帳も捨てました。
そのスケジュール帳は、A4サイズで、その日に行った仕事や活動が詳細に記入されており、習慣づけのために多くのステッカーも使用していましたし、将来の計画やアイデアも書き留めてありました。
しかし、私はそうしたノートを残しません。
日々努力して生きた経験は、全て私の心の中に残っていますから。
Eラーニングの資料
今日では、仕事関連の学習をオンラインで行うことが一般的です。
私自身も、以前は文章の書き方をオンラインで学んだり、趣味の語学学習もデジタルで行っていました。
使用しなくなったデジタル資料やアカウント、専門的なソフトウェアやアプリケーションは、削除を考えてみてください。
ハードディスクやクラウドストレージが満杯になると、管理が大変です。
デジタル技術は進化が早く、古くなったソフトウェアやアプリは現在の環境では使えないものもあります。
整理されていないストレージを持つことは、物理的な物と同様に、不要なものを整理するための時間が無駄になります。
不要なデータが残っていると、再び整理する手間がかかるため、早めに削除することをお勧めします。
業務用の家具やアクセサリー
学習スペースを快適にするため、多くの人がデスクや椅子選びに気を使います。
現在使用しているものが一つで十分な場合、余分な家具が収納スペースにあるならば、それをどこかへ寄付することを検討しましょう。
自分自身、家具に特に拘りはありませんが、肩の痛みに悩まされていたため、
「快適な座り心地の椅子があれば、もしかしたら疲れにくいかも」
と考え、椅子選びについて調べた経験があります。
とはいえ、数年前から立ち仕事を始めたことで、椅子は必要なくなりました。
基本は物を減らすことです。
快適なオフィスチェアを求めている方には、椅子無しでの仕事という選択肢が思い浮かばないかもしれません。
しかし、「これがなくても問題ないのでは?」と考えてみて、実際に取り除いてみると、意外と多くの家具やアクセサリーが不要だと感じることでしょう。
実際、立ちデスクを使用し始めてからは、肩の痛みに悩まされることはなくなりました。
まとめ
今回は触れませんでしたが、通勤用に購入した服やバッグ、靴なども、現在使用していない場合は処分を検討する対象となります。
「勉強や仕事のため」という理由があると、私たちは財布の紐を緩めがちです。
現在の仕事や勉強に本当に役立っているかをよく考えてみてください。
不要なものがないすっきりとした環境の方が、仕事に集中しやすいですよね。